【高1】富士山宿泊研修
2023.03.29

あなたは東京がはじめてなら、まだ富士山を見たことがないでしょう。今に見えるから御覧なさい。あれが日本一の名物だ。あれよりほかに自慢するものは何もない。(夏目漱石『三四郎』より)

高校1年では、終業式の翌日から1泊2日の富士山宿泊研修を実施しました。

 

世界文化遺産・富士山。ユネスコスクールである本校としては、国内最大の観光資源の一つである富士山について詳しくなっておくべきだ。そんな思いから、様々な研修施設(富士山世界遺産センター、ふじさんミュージアム、富士山レーダードーム館等)を訪れました。

冒頭の一文は研修施設でも紹介されていた言葉です。漱石がこの登場人物の口から語らせているセリフはシニカルですが、ウィットに富んでいて有無を言わせぬ真理を突いています。

資料だけでなく生で富士の自然を体感するため、ロープウェイや遊覧船も行程に組み込んだのですが、濃霧でまったく見えずじまい。ところがさすがは世界遺産。インバウンドの効果がものすごく、生徒以外はほとんど外国人観光客という極端な環境で、思わぬ形での国際交流が体験できました。

ホテル泊を経て、翌朝。(写真はバイキングの光景です。)

宿を一歩出ると、目の前にデデンと富士山が。やはり美しい。

この日は国内有数の巨大遊園地である富士急ハイランドで班別自由行動をしました。

こちらは私たちが訪れている間だけ奇跡的に晴れており、楽しく行動できました。(埼玉に向けてバスが出発した直後に大雨が降り始めるというきわどいタイミングでした。)

コロナ禍で中学時代に宿泊を経験したことがない世代にとって、少しでも取り戻すような経験になったかと思います。

(その他の写真はinstagramにて)

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