第2学年 国内研修レポート(広島・神戸・USJ・大阪)
2023.10.19
9/24~27、高2は国内研修を行いました。かなりの長文にはなりますが、そちらのレポートとなります。
 
 
行先は山陽方面と関西方面、具体的には広島、岡山、兵庫、大阪です。初日が広島の平和記念公園周辺、2日目は広域班別研修で神戸泊、3日目はユニバーサルスタジオジャパン、4日目は大阪市街地での班別研修という行程でした。
 
昨年度は行先も分散しての2泊3日でしたので、行先を絞ったことと、より規模が大きくなったことが主な変更点です。
 
9/22には結団式を行い、研修委員長から決意の言葉が述べられました。コロナで修学旅行を経験できなかった世代なので、多くのことを学び取りたいと熱意をこめて語っていました。
初日は新幹線で広島へ。広島駅からはなんと路面電車で移動します。路面電車でゆったりと街並みを眺めながら平和記念公園につきました。
その後は原爆ドームで記念撮影、平和記念資料館を見学、ホテルで宿泊という定番コース。平和記念資料館では時間をかけてゆっくり観覧する生徒もちらほら。
 
初日のホテルでは忘れ物が多く、その節では大変ご迷惑をおかけしました。今後は事前指導をしっかりしてから訪れたいと思います。
 
翌日の広域研修では、岡山に行ったり神戸に行ったり様々でしたが、サミットのときも話題になった世界遺産・厳島神社を選択した生徒も多いようでした。歩いて鳥居に近づいているので、どちらかというと干潮時だったんでしょうか。
2日目は広域班別研修で神戸泊、3日目はユニバーサルスタジオジャパン。
 
2日目について、写真は呉の大和ミュージアムのものです。こちらに向かったのは全員男子でした。他にも倉敷、岡山、神戸に移動したのですが、最終的に夕方にはみんなが神戸のホテル集合です。
ホテルはメリケンパークオリエンタルホテルという、港にあるところ。BE KOBEという文字が海辺にありましたので、わりとフォトスポットと化していました。
ホテルからは埠頭が見えて、船舶やコンテナ等、港湾特有の雰囲気があります。写真には出てきませんが夜は観覧車もライトアップされていてきれいでした。(神戸は他にも中華街等魅力的なスポット満載でしたが、その辺りはそのうち動画に出します。)ホテルでの夕食はビュッフェ形式でした。
広島市街地も電線地中化が進んでいてスッキリしていましたし、岡山は地下街が整備されていましたが、神戸もそれに輪をかけて美しい街でした。
今回の行程では、新神戸から湾岸までを徒歩や電車等で移動するように推奨しています。その意図は、三宮のような繁華街や中華街、海辺といった、神戸の街がもつ魅力を伝えたかったからです。(足は疲れますが。)
さて3日目は湾岸道路を走り、朝からUSJへ。この日は私服なので、館内に入ってしまうと正直誰が誰やらといった状況。平日にもかかわらず相当な混雑でした。カチューシャか何かを買ってつけている生徒が多かったですね。多いのは今年度、映画にもなったMARIOなど。
夕方はUSJから中華レストランに移動し、全員で食事をとりました。道中、渋滞に巻き込まれますが、それはそれで大阪城など車中から眺める機会になりました。
夜は梅田に移動し(渋滞につかまりました)、インバウンドでにぎわう外国人観光客とともにホテル泊。観光立国というスローガンが冗談ではないことを実感できました。最終日となる4日目は大阪班別研修。
 
4日目の朝食はホテルで。ビュッフェ形式でしたが、随分と疲れがみえていました。
 
この日は午前のみ、梅田から半日で行ける範囲での研修です。京都まで移動する猛者もいたようですが、多くは御堂筋線で難波周辺に行っていたようです。
朝の梅田駅周辺の通勤ラッシュに驚きつつも道頓堀へ。
道頓堀のグリコ看板でポーズをとるのは以前から見かけましたが、Z世代以降よりフォトスポット化が進んだ様子。
食い倒れの街ということで、たこ焼きを買い食いする姿もありました。
周辺は独特の巨大看板が所狭しと並び、「元祖」「名店」「日本一」などこれでもかとアピールしてきます。
 
個人的には文化祭の模擬店の模範解答をみたような印象でしたが、東京とはまったく違う大阪の街並みに、生徒は何を感じたでしょうか。
かつての大阪にはあまり観光地というイメージがありませんが、今はインバウンドで潤っている大都市のひとつ。
 
大阪城、海遊館、あべのハルカス、通天閣、太陽の塔など多くの名所を擁していて、とても半日で回り切られるようなものではありません。
今回は観光目的というより、フィールドワークというか街の雰囲気を感じ取ることに重きを置いた研修で、課題としては「キタ・ミナミ(梅田・難波)とニシ(夢洲やUSJ周辺)を比較せよ」というものが与えられていました。2025年大阪万博も各所で話題になっていますが、その舞台を一足先に訪問した形です。
 
この大阪班別研修が典型的ですが、今回の国内研修は総じて「日本の多彩さ」を真に実感するためのものでした。東京も大阪も大都市で、ネットで調べれば人口密度や経済規模などすぐにわかりますが、そのありようの違いとなると、実際に見に行くしかありません。東日本と西日本、大阪と神戸、ミナミとキタ。どういう括りでみても違いがあります。埼玉の地元にとどまっている限り、日本はのんべんだらりとした一様な光景が広がっているものと錯覚してしまいますが、実際にはカラフルです。あらゆる経験が希薄なコロナ世代にとって、そのことを目の当たりにする良い機会になったのではないでしょうか。
 
新大阪で再集合してからはホテルでランチ、そして新幹線で東京駅へ。多くはぐっすり寝ていましたが、最後まで元気な子もいました。
 
大きな荷物は事前にトラックで送っているのですが、そこにも入りきらないほどのお土産(特にUSJの袋)を抱えた生徒が多く、疲れとともに満足した様子で家路につきました。(写真がなくて申し訳ありません。)
 
ちなみに高校2年は、この国内研修とは別に、11月にマレーシアに行く海外研修も用意されています。(研修は選択制)
わずか一か月後に迫っていますが、そちらもまたレポートしていきたいと思います。

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